目の充血が気になるなら「なずなご飯」

ナズナは日本全国の日当たりのよい野原や道端、田畑に自生するアブラナ科の二年草。別名ペンペングサ、またはペンペン草などとも呼ばれます。屋根の上にまで生えるほど旺盛な生命力を誇ります。開花時期は5~10月ごろ。
白色の十字形の花を多数咲かせ、花が終わると三味線のバチに似た形の果実をつけます。ペンペングサ、カニトリグサ、ジャコジャコソウとも呼ばれます。
七草粥を食べる時に七草に含まれているのも特徴です。

ナズナのほか、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)、セリを入れて炊いたのが七草がゆです。正月の7日 に七草がゆを食べるのは、七草の力強い生命力をとり込もうとした昔の人の思いのあらわれでしょう。

中国ではナズナは薬効を持つ植物として用いられ、16世紀に著された中国の薬物書であほんぞうこうもくる『本草綱目』には、「五臓を利し、目を明らかにし、胃を益す」と記されています。
現代的にいうと、「五臓(肝・心・脾・肺・腎) の働きを活発にし、目の機能を整え、胃に養分を与える」というところです。なかでも、眼精疲労や目の充血をすっきり解消するナズナの特効作用は、ほかには見られないほど高いものです。
薬用には全草を乾燥させたものを煎じて使いますが、食べても同様の効果を得ることができます。

おすすめのが「ナズナご飯」です。

  1. 米をといで、ざるにあげて30分程度おく。
  2. ボールにためた水の中でなずなの派をふりあらいしたら刻んで塩で揉む。
  3. といで30分以上おいた米を同量の水を炊飯器に入れ、出し昆布、むきえび、あぶらげ、しめじを加える。
  4. 炊きあがったところに塩で揉んだなずなをまぜて完成。

疲れ目が気になり、充血が続くようであれば、なずなを少し多めにとるといいでしょう。よく噛んでゆっくり食べましょう。

焼きセロリでビタミンB2を摂取して眼精疲労、ドライアイを防ぐ

嫌いな野菜の定番に「セロリ」があります。しかし、セロリは栄養豊富な野菜。「嫌い」「苦手」などといわずに、どんどん食べてほしい食材です。最初は、嫌いでもだんだん好きになる場合もあり、嫌いだったことが嘘のように好きになる場合もあるので、食べず嫌いにならないでほしいものです。

セロリはビタミンBl、B2が豊富です。ビタミンBl、B2が不足すると、むくみ、倦怠感、口内炎、食欲不振などの原因となります。特にビタミンB2は、目の健康維持に必要不可欠な栄養素です。
目の悩みがある場合には、積極的に食べていただきたい野菜です。

そのほか、ビタミンB2は肌を健やかに保ち、代謝を促進して体脂肪の蓄積を防ぐ効果もあります。若々しい肌と太りにくい体をつくつてくれる、美容と健康の両方に効果のある野菜といってもいいでしょう。
口内炎などの粘膜などのトラブルに「チョコラBB」を飲む人も多いですが、ビタミンB2を補給することで肌や粘膜が改善します。

セロリが苦手とする理由として、独特な香りと歯ざわりをあげる人が多いようです。しかし、セロリのあの特有の香りには、高い健康効果が隠されています。
それにあの香りが好きだという人も多いのです。セロリの香り成分のひとつであるピラジンは、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる血栓をつくりにくくする働きを持っています。
青背の魚に多く含まれるEPAと同じ働きです。高脂血症になると血液中にコレステロールや中性仙脂肪が増え、血液は粘りをを持ったドロドロの状態になってしまいます。こうした状態が長くつづくと、血管内に血栓ができて血管が詰まってしまうのですが、ピラジンは血液をサラサラにすることで血栓を未然に防ぐのです。

また、セロリを焼くと、ポリフェノールの一種であるフェノールカルポン酸が発生します。フェノールカルポン酸は強い抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑えて動脈硬化やガンを予防してくれます。
セロリは生で食べるイメージがある人もいますが、「焼きセロリ」にすると、

  1. 水分が飛んでかさが減るのでたくさん食べられる
  2. 舌ざわりがやわらかくなって食べやすい
  3. ピラジンの効果がアップする
  4. フェノールカルポン酸が生成される

といったメリットがあります。焼きセロリを食べるときは、熱に弱いビタミンCを強化するために、レモン汁をかけて食べれば最高です。さわやかな香りがプラスされるだけでなく抗酸化作用は、さらにアップします。

焼きセロリの食べ方を紹介します。
まず、セロリは、水洗いし、表面の水分をふき取った後に4~5cm長さに切ります。厚い部分は、薄切りにして厚みを均等にします。焼き網でセロリを焼きます。焦げやすいので弱火です。軽く焼き目が付けばいいでしょう。
オーブントースターでも焼けます。食べる直前にレモンをかけて完成です。これで熱によって失われたビタミンCも強化できます。

簡単にセロリの情報を。セロリは、春が旬の野菜です。茎が太くて肉厚、内側のくぼみが狭いもの。香りが強く葉が青々としていてパリッとしているものを選びます。押すとへこむようなものは、すが入っているので避避けます。
保存方法は、葉と茎に切り分け、葉はラップして立てたまま冷蔵庫で保存します。茎はコップに水を入れ、根元をさしておくといいでしょう。

視力低下に効果!(ブロッコリー)

ブロッコリーは、βカロテンとビタミンC の含有量が実に豊富な野菜です。栄養価が高く、視力低下のほか、動脈硬化、骨粗鬆症、高血圧、高脂血症、更年期障害、肌荒れ、ストレスなどに、幅広い効能を持っています。食事に一品取り入れたい食品です。

毎日でも食べたいブロッコリーですが、調理では気をつけなければいけないことがあります。それが「ゆですぎ」。ゆですぎてしまうと、その豊富なビタミンCが減ってしまうだけでなく、シャキッとした歯ごたえがなくなつて食感も悪くなつてしまうのです。少し歯ごたえがあるくらいのほうがおいしく食べることができます。茎の方からゆでるようにすると全体をおいしく食べることが出来ます。

ゆですぎを防ぐためには電子レンジの活用もおすすめです。さっと洗って小分けにしてラップに包み、100gあたり1分程度、加熱すれば、栄養も食感もそこなうことなく下ごしらえができます。

ブロッコリーもスーパーなどの店頭では、季節を問わず見るようになりましたが、秋から冬にかけてが旬の緑黄色野菜です。

レモンの2倍のビタミンCを含みますが、旬のブロッコリーが栄養価が豊富でいいでしょう。保存方法にも少し気を使うといいでしょう。
常温で保存するとすぐに花が開くので、さっとゆがいて袋に入れ、冷蔵庫で保存します。すぐにゆでられない時はラップに包んで冷蔵庫の野菜室に入れておけばよいでしょう。

眼精疲労・ドライアイに効果(にんじん)

ニンジンの赤い色の色素である「βカロテン」こそ、ニンジンの効能の中核をなす成分が含まれているところです。βカロテンは体内に入るとビタミンA に変化し、疲れ目のほか、便秘、貧血、骨租紫症などの予防・改善に効果を発揮します。

また、ビタミンAは肌の弾力を高め、肌を若々しく保つ作用があります。美容と健康の両方に効果的な野菜ですから、特に女性には積極的にニンジンを食べてほしいものです。
にんじんの栄養素をしっかり摂取できるレシピを1つ紹介します。にんじんは、どんな料理にも合うので、積極的に摂取しましょう。

  • ニンジンのベベロンチーノ
  • ニンジンを抽で妙めると、脂溶性のカロテンの吸収率が10% から80% にアップ。効率的にカロテンを摂取できるレシピです。

材料は
ニンジン…2本
にんにく…1かけ
赤唐辛子…1本
オリーブオイル…大さじ1
ベーコン…3枚
塩・コショウ…適宜
松の実・バジル…少々
です。パスタのペペロンチーノの麺をにんじんで代用するものです。

  1. にんじんは長めの千切りにする。にんにくはたたき、とうがらしはへたと種をとる。ベーコンは5mm幅に切る。
  2. オリーブオイルを引いたフライパンでとうがらしとにんにくを弱火でゆっくり炒める。
  3. フライパンにベーコンとにんじんを入れ、しんなりするまで炒めます。塩・コショウで味をととのえます。
  4. お皿にグリーンリーフを敷き、その上に盛りつけて完成です。松の実とバジルを飾ります。

ニラ・ニンニクが眼精疲労やドライアイに効果!

「ニラ」と「ニンニク」といえば、まず思い浮かぶのがあの独特の香りでです。l「ニラ」「ニンニク」も、強烈な香りそのものに、さまざまな薬効が含まれています。

目の疲れを改善するほか、冷え性、不眠、貧血、夏パテ、胃のもたれ、心臓病、動脈硬化、高脂血症、脳梗塞などの予防にも効果があります。
血液をサラサラにして生活習慣病のもとを断つことができるので、ぜひ、日々の食事で積極的にとってほしい食材といえます。
また、強い殺菌力もあるので、感染症の予防にも力を発揮。真夏の暑い時期には、食中毒予防の効果も期待できるのです。

「ニラ」と「ニンニク」を使ったレバニラ丼」を紹介します。おすすめのレシピですので、目の疲れを感じている人は是非つくってみてください。
また、「レバニラ井」は特に女性におすすめのメニューです。レバーとニラは鉄分が豊富なので貧血を改善しますし、目の疲れを改善するビタミンAも豊富です。さらに、免疫力を高めるので、疲れにくく病気になりにくい体をつくつてくれます。

材料:4人分

  • 鶏レバーまたは、豚レバー… 240g
  • ニラ… 2束
  • もやし…1袋
  • 調味料A

  • しょうゆ…大さじ1.5
  • 酒…おおさじ2
  • ごま油…小さじ2
  • おろしにんにく…1かけ分

  • 油…大さじ1
  • 塩、コショウ…少々
  • ご飯…600g
  1. レバーは、薄切りりにして冷水に30分さらさらしてから、Aに30分つける
  2. ニラは適当な大きさに切り、もやしは洗っておく
  3. フライパンに油を入れ、レバーをAのつけ汁ごと炒めて取り出す
  4. 2をさっと炒め、3を入れて塩、コショウで味を調えてご飯にごまを振る。

目のために「にら」「にんにく」を食べるなら餃子もおすすめです。

水晶体や網膜を若返らせて視力向上(アサイベリー)

目にいいというとまずは、「ブルーベリー」をイメージしますが、ここ最近、アメリカの有名人、アスリートたちの間で注目を集めているのが「アサイベリー」です。
「ブラジルの不思議なフルーツ」と呼ばれるヤシ科の植物です。ブラジルの熱帯雨林で収穫されます。小さな丸い果実は、濃い紫色をしており、色だけを見ればブルーベリーと同じです。味は、ベリー系の果実に甘み+苦みを加えたような味です。

ブラジルの熱帯雨林という過酷な環境で育つアサイベリーは、紫外線や活性酸素と闘い、生き残るために自ら抗酸化物質や栄養を豊富に蓄えながら育ちます。

強力な抗酸化成分が含まれることからこのアサイベリーには肌を健やかにしたり、老化を防ぐ効果のほか、血糖値、血圧も下げる効果が確認されています。さらに今、最も注目を集めているのが、アントシアニンです。
アントシアニンは、視力回復には欠かせない成分です。ブルーベリーが目にいいというのは、実はこのアントシアニンが豊富に含まれているためです。
ブルーベリーは、100g中に含まれるアントシアニンの含有量は、89mmgですが、アサイベリーは、414mmgとなっています。4.6倍もアサイベリーのほうが多いのです。これは驚異的な数字です。
活性酸素の除去では、赤葡萄もよく話題にでますが、アサイベリーのほうが1倍、赤ワインでは、30倍も多く含まれていることがわかりました。このデータをきっかけに世界中が注目しはじめたのです。

アントシアニンの3つの効果

1つめは、水晶体(レンズ部分)や網膜をサビつかせて老化をすすめてしまう活性酸素の除去です。アメリカの農務省も食品分析基準として使用している抗酸化作用の高さを示すORC(活性酸素吸収能力)においてもアサイベリーは、ブルーベリーよりも上位にランクインしています。
2つめは、血行促進作用です。毛細血管を流れる血液中で発生する活性酸素を除去して、目全体の血液をサラサラに維持します。その結果、新陳代謝が活発になります。
3つめは、ロドプシンの再合成の促進です。光を浴びると分解・再合成を繰り返します。この刺激が脳に伝わり、ものをみることができますが、このロドプシンの再合成が良好に保たれるのです。

アサイベリーに含まれるデルフィニジン、シアニジンの含有量がずば抜けており、特に分子量の小さい、シアニジンは、目の毛細血管、水晶体、網膜との相性がよく吸収されやすく、ぼやけ、目のかすみ、眼精疲労などの改善に高い効果を発揮します。
アサイベリーを摂取後、アントシアニンの血中濃度が20~30分で急上昇することからも期待できます。
長時間のパソコン操作、車の運転、過度な運動により活性酸素をためやすい、加齢による視力の衰えが気になる人におすすめです。
アサイーベリーの疲れ目対策についてもう少し詳しく

黒豆の煮汁で目の血流不足を解消

黒豆には、色素成分のアントシアニンの一種であるシアニジン3グルコシドという成分が含まれます。黒豆の皮に特に多く含まれるこの成分は、目の血流を改善する作用があります。

活性酸素が中性脂肪と結び付き、過酸化脂質を生成することで、血液はドロドロになります。血流を改善するには、抗酸化力の高い製品をとることが必要です。アントシアニンは、目にいいとされるブルーベリーにも豊富に含まれますが、黒豆のアントシアニンのほうがブルーベリーより抗酸化力が強いことが確認されています。

目の中でレンズの機能を果たす水晶体は、毛様体筋という小さな筋肉の作用で厚くなったり、薄くなったりして、対象物に焦点を合わせます。しかし、血流が悪いと毛様体筋は正常に機能しなくなり、対象物にピントを合わせることが出来なくなります。
これが近眼や老眼の原因です。黒豆によって抗酸化力の強いアントシアニンを摂取し、毛様体筋への結構が促進されれば近眼や老眼の改善が期待できます。

黒豆の煮汁の作り方

材料(1日分)

  • 黒豆…50g(およそ70粒)
  • 水1リットル
  1. 軽く洗った黒豆を密閉容器の中で5時間以上、1リットルの水に浸します。
  2. 浸した汁と黒豆を火にかけます。沸騰したら吹きこぼれない程度に弱火にし、あくをとらずに20分ほど煮てから火を止める。
  3. できあがった煮汁は茶こしなどでこしながら容器に移します。
  4. できあがった黒豆の煮汁は、その日のうつに飲みきるようにします。保存は冷蔵庫。

忙しい人は毎日、発酵黒豆エキスを飲むだけでもだいぶ違います。近視、老眼には効果的です。

目の老化を防ぐための食べ物と3つの栄養素

栄養の摂取状態が悪い、または偏りがあると目にも大きな影響がでてしまいます。目の老化を少しでも遅らせるためには、栄養バランスのいい食事を心がけ、目の健康によいビタミンA、B、たんぱく質を不足しないように摂取することが大切です。

ビタミンA

暗がりで物を見るときに使われる栄養素で不足すると「夜盲症」になります。目の老化が進むと暗いところでの視力低下が顕著になります。老眼年齢にさしかかる40代から意識して摂取するようにします。
ビタミンAは、レバー、うなぎ、バター、卵黄などに多く含まれます。比較的コレステロールが高い食材になるので、バランスに気を付けます。、また、体内でビタミンAに変化するカロテンを多く含む緑黄色野菜、にんじん、小松菜、かぼちゃ、ほうれんそうなども目の老化防止には効果的です。ビタミンAもカロテンも油と一緒に摂取すると吸収されやすくなります。

摂取量目安

1日ににんじん30gと小松菜50gをとれば所要量になります。これにバター10gを加えればカロテンの吸収もアップします。

ビタミンB群

ビタミンB1・B6・B12は神経の代謝を活発にし、B2は目膜が光を感じる際に働きます。ビタミンB群は目の老化防止に欠かせない栄養素ですが、水に溶けやすく体内に蓄えることができないため、毎日摂取する必要があります。

  • ビタミンB1…強化米、小麦胚芽、豚肉、のり、ごま、落花生、玄米、大豆など
  • ビタミンB2…強化米、のり、レバー、干し椎茸、わかめ、納豆、鶏卵、緑の野菜
  • ビタミンB6…大豆などの豆類と豆製品、レバー、さば、さけなど
  • ビタミンB12…レバー、さば、いわし、にしんなど

摂取目安

  • ビタミンB1…豚もも肉80g、ゆで大豆50g、ゆでほうれんそう、50g、きゅうりのぬか漬け、30gなど
  • ビタミンB2…さば、80g、納豆50g、焼き海苔、1g、ゆで春菊、50g、里芋、100g
  • ビタミンB6・12…所要量は定められていないが代謝にとって必須。1日1品は摂りたい

たんぱく質

目の調節機能をつかさどる水晶体や毛様体筋の主成分です。不足すると目の老化を早めてしまいます。肉、魚、レバー、チーズ、大豆や大豆製品に多く含まれ、たくさんの種類から摂取したほうがたんぱく質の効力が増します。

摂取目安

鶏卵1個、肉類、80g、魚80g、豆腐100g、みそ15g、牛乳1本程度。
老化を防止する食品を積極的に摂取することはもちろん、目の老化を進行させてしまう食物は避けるようにします。過酸化物質などはできるだけ避け、油脂は短期間で使い切る、揚げ物はすぐに食べる、干物は長くおかないといったことが大切です。

自律神経を刺激する「爪もみ療法」

自律訓練法のやり方は、最初できるようになるまでに少し時間がかかりますが、慣れてくると疲れなどがすーっととれて心地よくなります。

今回紹介するのは、TVを見ながら…暇なときに…気軽にできるものです。やり方はとても簡単で爪の生え際の両角を反対側の親指と人差し指ではさみ、よく押し揉む、爪もみ療法です。実に簡単な動作ですが、これで自律神経が刺激されて整うのでしょうか。

疲れ目だけでなく体調不良なども改善することができるのがポイントです。

免疫力アップ

病気を防ぎ、病気になってしまった場合には、悪化を防ぐ作用を免疫といいます。免疫の主役をなすのは、血液中の白血球ですが爪もみ療法によって白血球が増加することが確認されています。

血流の改善

指先は心臓から離れた末端にあり、心臓から新鮮な血液を送り出す動脈と老廃物を乗せて戻る静脈をつなぐ重要な部分です。しかし、先に行くほど血管は細くなり、血液の流れが滞ってしまいがちです。爪もみ療法で指先を刺激することで、滞った血液の流れを促進することができます。

自律神経調整

爪の生え際には神経繊維が密集しているので、刺激するとすぐにその刺激が自律神経の末端に伝わります。ツボ治療と同様に爪の生え際を刺激することで特定の臓器に働きかけることができます。
爪もみ療法は、薬指以外の爪の生え際を左右からつまんで10回、ゆっくりともみほぐします。左右両方の手の指をほぐしますが、交感神経に関する薬指だけは刺激を避けます。

自律訓練法のやり方

ドイツの精神医学者シュルツ氏が考案した「自律訓練法」は7つの「公式」で構成されています。自己暗示をかけて自律神経のバランスを整えることを目的としています。
通常は、医師の指導のものとに行いますが、自力で行うことも可能です。夜、眠れない、イライラする…といった症状がある人は是非行ってみましょう!

自分自身で行う場合は、「公式2」まで行います。心の安定した状態を「公式0」とし、「公式1」、「両手、両足が重くなる」「公式2」、「両手、両足があたたかくなる」と順番に暗示をかけていくことで意識的に副交感神経の働きを高め、自律神経のバランスを整えることができます。
暗示を終えたら、消去動作(催眠状態から目覚めるための動作」を必ず行います。

最初は思い通りにいきませんし、ややこしいように感じますが、「自律訓練法」は注意力や集中力をアップさせる効果もあり、慣れてくると短時間で行うことができるようになります。

自律神経法の公式

  • 公式0…気持ちがとても落ち着いている
  • 公式1…両手、両足がとても重い
  • 公式2…両手、両足がとてもあたたかい
  • 公式3…心臓が規則正しく打っている
  • 公式4…楽に呼吸ができる
  • 公式5…腹部がとても温かい
  • 公式6…ひたいが涼しく気持ちいい

自律訓練法のやりかた

  1. 〔基本姿勢をとる〕全身の力を抜き、イスに深めに腰掛ける。両足は床につけて膝はにぎりこぶしひとつ分を開き、両手は、自然に膝の上におく。指は軽く開いて目を閉じる。
  2. 〔訓練を行う〕まず右手に意識を集中し、「左手が重い」と心の中で繰り返します。右手が重く感じられたら左手→左足→右手→右足の順に行う(公式1)。同様に公式2に進み全身が温かくなったら3の解除を行う。
  3. 〔解除を行う〕両手を3回ゆっくりにぎって開いたら腕を曲げながら力を入れる。両手を握りしめて深く曲げ、力を抜きながら両腕をゆっくり前にのばす。両手を上に伸ばして足のつま先まで力を入れ伸びをするように深呼吸する。