耳はお母さんのお腹の中にいる赤ちゃんにそっくりな形をしています。ですから、体のどこかに不調があると、耳のそれに対応した部分に必ず反応があらわれるのは、もっともなことといえるでしょう。この反応の出ているところを押す、揉む、こするなどすると痛みやしこりが消えて体の不調も軽快していきます。
「耳つぼ刺激」は、約2000年前に書かれた中国の医学書にもその記載があるほど歴史ある治療方法として知られています。人間には12本の経絡(けいらく)(東洋医学で考える生命エネルギーの通り道)があると考えられていますが、耳には12本の経絡すべてが通っているだけでなく110個ものつぼがあることがわかっています。
耳つぼ刺激の効果をアップするためには、「温かい手で行う」ことがポイントなりますので、手が冷たい場合は、こすって温かくなってから行います。
また、つまようじ、ヘアピン、インクの切れたボールペンなどで刺激してもOKです。つついたときに強く痛みを感じる点がつぼでツボを見つけたらそのままさらにつついて刺激します。
目が疲れたなあ~と観じたときに行うのがポイントです。1~2分行います。