視力を回復するための簡単な 目のストレッチ の紹介です。
目のストレッチ で目の緊張をほぐす
パソコンやスマートフォンなど近くのものばかりをずっと見続けると、目のレンズの役割を担っている水晶体の厚さを調節する毛様体筋( もうようたいきん )に負担がかかります。
その結果、水晶体の厚さが調節できなくなり、遠くにあるものが網膜で映像を結べなくなってしまいます。つまり、遠くのものはぼんやりとしか見えなくなるのです。こうした状態が続くと、目は近くのものにしかピントを合わせることが出来ずに近視になってしまいます。
スポーツなどで体を動かした際には、収縮した筋肉を元に戻すためのストレッチをします。アスリートが試合の後などに全身をゆっくり伸ばしている姿を見かけると思いますが、そのためです。
それと同様に目にもストレッチは必要なのです。「目を休める」というのはまぶたを閉じていることだと思われていますが、目を閉じていても角膜の表面が涙で潤うだけで、本当の意味で休まってはいないのです。
ストレッチで、緊張した目の筋肉を元の状態に戻さなければなりません。
この理論に基づいて開発されたのが「目の簡単ストレッチ」です。方法は実に簡単で、右手か左手の親指の爪の真ん中に、ペンなどで直径 3 ~ 5 ㎜ 程度の「 C 」のマークを書けば準備OK です。
視力検査時のマークです。爪を汚すのがイヤであれば「 C 」と書いた紙テープやシールなどを爪に貼るのもいいでしょう。メガネやコンタクトレンズをしている場合は外しておこないます。
これから紹介する簡単な 目のストレッチ を 1 回につき 3 分、 1 日 3 回おこなうようにすれば視力が改善されてくるでしょう。
簡単な 目のストレッチ のやり方
親指の真ん中にペンで「 C 」のマークを書く(直径 3 ~ 5 ㎜ )。乱視がある人の場合、マークがぶれて切れ目が見えにくいので、切れ目の向きを上でも右でも見やすいほうにする。
親指を立て、顔の中央で目の高さに保つ。両目で「 C 」の切れ目をじっと見つめながら、「 C 」のマークの輪郭がぼやけて見えるところまで近づける(目の前約 10 cm )。親指を遠ざけ、元の位置に戻す。これを繰り返しおこなう。
近視の人は、親指を近づけるときのスピードをゆっくりにして、遠ざけるときのスピードは早くします。遠視の人はこの逆で、親指を近づけるときのスピードを早く、遠ざけるときのスピードを遅くします。