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黄斑変性症 亜鉛

視野がゆがむ 黄斑変性症 亜鉛 の補給が網膜を修復する

視野がゆがむ 黄斑変性症 亜鉛 の補給が網膜を修復しますので、亜鉛の摂取が必要です。日本人に増えている目の病気である 黄斑変性症 には 亜鉛 の摂取が重要ですが、あまり知られていません。

黄斑変性症 亜鉛 の摂取が大切 活性酸素が増えると 黄斑変性症 を起こしやすい

加齢により起こる目のトラブルや病気は誰でも避けることができません。中でも、近年日本人に急増している目の病気が「黄斑変性症」です。

黄斑変性症 にかかると、物を見るために最も重要な目の網膜(カメラで例えるとフィルム)の黄斑部に障害が起こり、物がゆがんで見えたり、視力が急激に落ちたりします。

最悪の場合は 失明する危険さえあるのです。もともと欧米では 黄斑変性症 が多く見られ、中途失明を招く原因の第 1 位を占めています。一方、日本では 1960 年代(昭和 35~44 年)まで 黄斑変性症 の人はほとんど見られませんでした。しかし、1970 年代(昭和 45~54 年)に入ると、患者数が圧倒的に増えてきました。これはなぜでしょうか。

黄斑変性症 の原因については十分に解明されていませんが、網膜の細胞の老化や、活性酸素の影響が考えられています。

黄斑変性症 亜鉛 の補給

黄斑変性症 亜鉛 の補給

1970 年代に入ると、日本人は脂肪の多い肉類、味の濃い加工食品、甘い物などをよく食べるようになり、野菜や果物、海藻をあまり食べなくなりました。いわゆる、食の欧米化です。

こうして、目の健康を守るために必要なビタミンやミネラル(無機栄養素)が不足し、体内の活性酸素を増やしてしまうのです。また、喫煙や夜更かし、運動不足、ストレスも、体内の活性酸素を増やす一因となります。

そもそも、紫外線を直接受ける網膜や水晶体は、活性酸素が大量に発生しやすい部位。網膜の活性酸素が増えると、細胞が傷ついて栄養の受け渡しや老廃物の排出がうまく行われなくなります。

そこで、新陳代謝を促すために新生血管ができるのですが、急ごしらえの新生血管は破れやすいため、出血して 黄斑変性症 を招くというわけです。

さらに、活性酸素には動脈硬化を引き起こす性質があります。もともと破れやすい新生血管が動脈硬化でさらにもろくなれば、出血する危険も大きくなります。このように、 黄斑変性症 は、活性酸素と深い関係があるのです。

黄斑変性症 の予防には 亜鉛 が有効

本来、活性酸素の害は、抗酸化力に優れたビタミンやミネラルを摂取すれば、問題なく防げるものです。ところが、食生活の欧米化に加え、栄養が偏った加工食品の摂取量が増えた結果、昔に比べてビタミンやミネラルの摂取量が不足しがちです。

とりわけ、問題視しているのは、ミネラルの一種である 亜鉛 の不足。実をいうと、加工食品に大量に使われている食品添加物の中には、体内で 亜鉛 の吸収を妨げるものが少なくないのです。

亜鉛の吸収を妨げる食品添加物

  1. フィチン酸: フィチン酸は穀物や種子、ナッツに含まれる成分で、亜鉛の吸収を妨げることが知られています。特に加工されていない穀物やナッツに多く含まれています。
  2. タンニン: タンニンは紅茶やコーヒー、一部のワインなどに含まれています。これらの飲料を過度に摂取すると、亜鉛の吸収を阻害する可能性があります。
  3. カルシウム: 高濃度のカルシウムを含む食品やサプリメントは、亜鉛の吸収を妨げることがあります。カルシウムと亜鉛は同じ吸収経路を共有するため、大量に摂取すると競合してしまいます。
  4. 鉄: 鉄と亜鉛は同じ吸収経路を共有し、鉄が過剰に摂取されると亜鉛の吸収を減少させることがあります。

これらの食品や成分を摂取する際には、バランスの取れた食事や食品の組み合わせを心がけることが重要です。

亜鉛 が体内に取り込まれると、さまざまな酵素のはたらきを活発にしたり、細胞分裂や新陳代謝を促したり、アルコールを分解したり、活性酸素を消去したりします。中でも注目したいのは、亜鉛 の優れた抗酸化力です。

亜鉛 は、体内の SOD ( スーパーオキシドディスムターゼ )という酵素の働きを活発にするため、ミネラルの中でも特に強い抗酸化力を持っています。

亜鉛 が 黄斑変性症 の予防に役立つことは、研究結果から明らかです。例えば、米国で 3640 人の対象者を 2 つのグループに分け、片方のグループにビタミン数種類と 亜鉛 をとってもらう臨床試験が、 6 年にわたって行われました。すると、ビタミンと 亜鉛 をとったグループは、とっていないグループに比べて、 黄斑変性症 の発症率が低く抑えられていたのです。

 

牡蠣には 亜鉛 たっぷり

牡蠣には 亜鉛 たっぷり

目のための 亜鉛 の摂取目安量

亜鉛 の 1 日当たりの目安量は、男性:9 mg  女性:7 mg です。 亜鉛 は、牡蠣や牛肉、豚・鶏レバー、ウナギ、卵黄、納豆、ゴマ、緑茶、ココアなどに多く含まれています。

こうした食品を、ふだんから積極的にとるようにしましょう。このうち、最も手軽に 亜鉛 を補えるのは緑茶でしょう。緑茶の中でも特に 亜鉛 が多いのは抹茶です。
粉末煎茶 さらっと

ただし、煎じて飲むと茶ガラに多くの 亜鉛 が残ってしまうので、粉末茶を利用するのがおすすめです。粉末茶をお湯に溶かして 1 日 2 杯も飲めば、亜鉛 の摂取基準量を手軽に補えます。是非、お試しください。

ただし、 亜鉛 が豊富に含まれる食品をたくさん食べたからといって、すでに発病した 黄斑変性症 が治るというものではありません。あくまで、予防の一助として役立ててください。

海乳EX 1 日 2 粒で亜鉛不足 解消

ほかにも目にいい食べ物は、抗酸化作用をもつ ブルーベリー、アサイーベリー などの果実類。アントシアニンが豊富で活性酸素の除去に役立ちます。
ふくふく本舗 「 アサイベリー プラチナアイ 」

目の栄養

眼精疲労・ドライアイの改善に役立つ ニンジンの栄養

抗酸化作用をもつ「 β-カロテン 」が含まれるニンジン。その ニンジンの栄養 の働きや、栄養をしっかり摂れるメニューレシピも紹介します。

ニンジンの栄養素の代表といえば、まず「 β-カロテン 」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ニンジンの橙色や、赤や黄色の色素である「 β-カロテン 」こそ、ニンジンの効能の中核をなす成分が含まれているところです。
β-カロテン は私たちの体内に入ると ビタミンA に変化することから、「 プロビタミンA 」とも呼ばれています。ビタミンA には皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあって、目を守り、眼精疲労やドライアイの改善に役立ちます。また、ビタミンA には、肌の弾力を高め、肌を若々しく保つ作用があります。
疲れ目のほか、便秘、貧血、骨粗しょう症などの予防・改善に効果を発揮します。このように、健康と美容の両方によい野菜ですから、特に女性は積極的にニンジンを食べたいものです。

それでは、 ニンジンの栄養 をしっかり摂取できるレシピをひとつ紹介します。ニンジンは、どんな料理にも合うので、積極的に摂取しましょう。

    • ニンジンのぺぺロンチーノ

    パスタのペペロンチーノの麺にニンジンを代用するもので、効率良くカロテンを摂取できるレシピです。
    カロテンは油に溶けやすい性質(脂溶性)なので、調理するときに油を使うとカロテンを効果的に摂取することができます。ニンジンを油で炒めると、脂溶性のカロテンの吸収率が 10 % から 80 % にアップします。

    ニンジンの栄養をたっぷり摂れるメニュー

    ニンジンの栄養をたっぷり摂れるメニュー

    【材料】
    ニンジン・・・ 2 本
    ニンニク・・・ 1 片
    赤唐辛子・・・ 1 本
    ベーコン・・・ 3 枚
    オリーブオイル・・・ 大さじ 1
    塩・コショウ・・・ 適宜
    松の実・バジル・・・ 少々

    【作り方】

    1. ニンジンは長めの千切りにします。ニンニクはたたき、唐辛子はヘタと種を取っておきます。ベーコンは5 mm 幅に切ります。
    2. オリーブオイルを入れたフライパンで唐辛子とニンニクを弱火でゆっくり炒めます。
    3. フライパンにベーコンとニンジンを入れ、しんなりするまで炒めます。塩・コショウで味を整えます。
    4. お皿にグリーンリーフを敷き、その上に盛りつけて完成です。仕上げに、松の実とバジルを飾ります。

目のトラブル と病気について

眼科医によると、ドライアイ、疲れ目(眼精疲労)の症状で受診する患者さんが年々増加しているといいます。また、アレルギー性結膜炎の患者さんの場合、少し前までは、春先にたくさん押し寄せるという傾向だったのが、最近では、季節を問わずに受診しているようです。

目が疲れる原因は「パソコンやスマホの使いすぎ」が理由のように言われることが多いですが、目を弱める要因はそれだけではないといいます。

例えば、銀行での ATM の操作で目が疲れる人もいます。また、駅で切符を買う際にまずは路線図を見て、それから券売機で切符を購入するというような日常的な行動が、知らないうちに目を疲労させているのです。さらに大気汚染、日々のストレスなどが加わると、目の疲労はいっそうひどくなります。

こういった目の疲れなどは多くの人が経験していることと思いますが、次に挙げる目のトラブル(病気)には、症状が進行すると失明する恐れがあります。

目のトラブル

目のトラブル

目のトラブル の代表的なもの

次の 4 つが目のトラブルの代表的なものです。

    1. 緑内障 (りょくないしょう)
    2. 白内障 (はくないしょう)
    3. 黄斑変性症 (おうはんへんせいしょう)
    4. 網膜剥離 (もうまくはくり)
どんな病気? なりやすい人 治療方法
緑内障 自覚症状があまりなく、知らない間に進行して失明に至ります。「房水」という眼球を循環する水の通り道が詰まったりして眼圧が上がると視神経が少しずつ破壊され、目で見た情報が脳に伝わらなくなります。現在、日本人の失明になる原因の第一位です。 肉親に緑内障になった人がいる人。低血圧、高齢者、糖尿病患者、遠視の中高年女性なども。 点眼薬や内服薬で眼圧は下がりますが、レーザー光線を房水の出口に当てて、眼圧を下げる方法もあります。進行する場合は、手術が必要になることもあります。
白内障 目の中のレンズ(水晶体)の細胞の栄養バランスが悪くなり、白く濁ってきます。老化が主な原因となりますが、先天的な場合や病気の合併症などが原因の場合もあります。世界的には、中途失明する人が増えています。 高齢者、糖尿病患者、ステロイド剤を使用している人など。 点眼薬もありますが薬で進行を止めるのは困難で、最終的には手術が必要になります。手術の危険性は非常に低く、日帰り手術が可能な場合もあります。
黄斑変性症 欧米、日本でも中途失明の主な原因のひとつです。「黄斑部」はものを見るときに大事な役割をする網膜の中心部。ここに老廃物がたまり、さらに血管がねじれたり出血したりすることでものが見えにくくなります。 60歳以上で男性に多い。 インターフェロンが効果的といわれていますが、特効薬は今のところありません。
網膜剥離 目の神経の膜(網膜)に穴があいて液化した硝子体が網膜の裏側に流れ込み、網膜が剥がれてしまいます。人口頻度では 0.01 % の発症率ですが、進行が早く失明の場合もあるので注意が必要です。 強度の近視、肉親に網膜剥離経験者がいる人、ボクサーなど頭に強い刺激を受ける頻度が高い人。

目の病気やトラブルが急増している原因は現代社会にある?