自律神経の働きと自律神経失調症 についてです。人の体の動きを支配している神経は、末梢神経と中枢神経の 2 つに分けることが出来ます。中枢神経というのは、脳のことで、末梢神経は知覚神経、運動神経、自律神経に分けられます。
自律神経は、交感神経と副交感神経からなり、どちらも脳から全身に向かって各器官の働きを調整する役割があります。人は、日中は神経を集中し、仕事や勉強に向かいます。これは、交感神経優位の状態です。
夜、眠る際には、リラックスし、ゆったりしますが、これが副交感神経優位の状態です。
交感神経は、元気の出る神経で、亢進する(よく働く)と心臓が活発になり、緊張し、血圧が上昇します。副交感神経は、「ゆったり休む」神経で亢進すると、心臓の鼓動はおそくなり、血圧は低下します。
自律神経は、体の状態を正常に保ち維持するほかに、体にリズムをつくる役目があります。日中には、交感神経が優位に働き、休息をとる夜になると副交感神経が優位になります。
当然、季節によってもリズムがあり、一生の間でも、発育期や働き盛りは、交感神経が優位になり、老年期は、副交感神経が優位になるというリズムがあります。
自律神経が乱れてしまうと、目の疲れもでやすくなります。また、目の疲れによっても自律神経の働きが鈍くなるケースもあります。
緊張状態が続くと、夜よく眠れなかったり、体が休まらないことがありますが、これは、副交感神経が優位にならないために起こります。夜、ぐっすり眠れないような場合には、体がリラックスできるよう、睡眠前にクラシック音楽などを聞くと非常にリラックスすることができるようです。
目の疲れを感じている人は、夜、ぐっすり眠れているかどうかもよくふりかえってみてください。
いまひとつ快眠できていない人におすすsめなのが、快眠・安眠のための音楽CD(一覧)です。普段、あまり音楽を聞かない人にも効果があるようなので、就寝前にクラシック音楽やインストゥルメタルの音楽を聞くようにするとぐっすり眠れて自律神経も次第に安定してきます。夜の睡眠が非常に重要です。
自律神経が乱れるとこんな症状が起きる 自律神経の働きと自律神経失調症
- 目 疲れ目、頭痛
- のど つかえ
- 心臓・血管 頭痛、胸部圧迫感、めまい、たちくらみ、しびれ、のぼせ、冷え、不整脈
- 筋肉・神経 頭痛、肩こり、胸痛、背中の痛み
- 胃腸 吐き気、胃のむかつき、胃痛、便秘、下痢
- 膀胱 頻尿、排尿時の不快感
- 女性の症状 生理痛、生理不順、むくみ
- 精神的なもの イライラ、不安、やる気がでない、鬱
- 全身症状 疲れやすい、不眠、食欲不振