コンタクトレンズトラブルQ&A 6選|乾き・充血・正しいケア方法

コンタクトレンズトラブルQ&A 目のトラブルはじめに
コンタクトレンズトラブルQ&A

コンタクトレンズを日常的に使用していると、目の乾きや充血、お手入れ方法についての疑問や不満を抱くことが多くあります。しかし、不適切な使用方法や間違ったケアを続けていると、重篤な眼障害を引き起こすおそれがあります。

ここでは、コンタクトレンズ装用者から寄せられる「よくある6つのトラブルや疑問」について、眼科学的な視点から正しい対処法と注意点を詳しく解説します。


Q1. コンタクトレンズ装用中はドライアイが悪化しやすい?

A. 裸眼の時に比べて目が乾きやすくなるため、対策が必要です。

コンタクトレンズ(特にソフトレンズ)を装着すると、レンズ表面から涙が蒸発しやすくなり、目全体の涙の循環や均一な保持が妨げられます。その結果、裸眼時よりも目の乾燥を感じやすくなります。

ドライアイを防ぐための対策

  • 防腐剤フリーの人工涙液を点眼する:防腐剤が含まれていない目薬で水分を補給します。
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  • 長時間の装用を避ける:帰宅後は速やかに眼鏡に掛け替えるなど、装用時間を適切に管理します。
  • 就寝時は必ずレンズを外す:睡眠中の装用は角膜への酸素供給を著しく阻害し、重度の感染症リスクを高めます。

Q2. コンタクトレンズ装用中の目薬の選び方は?

A. 防腐剤フリーの点眼薬を選び、血管収縮剤入りの目薬には注意が必要です。

コンタクトレンズ(特にソフトコンタクトレンズ)は目薬の成分を吸着しやすいため、防腐剤(ベンザルコニウム塩化物など)が含まれている目薬を頻繁に使用すると、角膜障害を引き起こす危険性があります。点眼の際は、レンズ装用対応または防腐剤フリー(使い切りタイプなど)の人工涙液を選びましょう。

また、ハードコンタクトレンズ装用者などで充血が気になる場合でも、血管収縮剤(塩酸ナファゾリン、塩酸テトラヒドロゾリンなど)が入った目薬の常用は危険です。一時的に充血は引きますが、薬効が切れた際にリバウンド(反発作用)で充血が悪化することがあります。さらに、コンタクト装用下で血管を収縮させると角膜への酸素供給が抑制されるため、自己判断での常用は避けましょう。


Q3. ハードコンタクトレンズを装着すると充血が悪化するのはなぜ?

A. レンズの厚みやサイズにより、露出している角膜周辺が乾燥しやすいためです。

ハードコンタクトレンズは黒目(角膜)よりも一回り小さく、適度な硬さと厚みがあります。そのため、レンズから露出している角膜部分やまぶたの裏側が機械的な刺激を受けやすく、また乾燥もしやすいことから充血を引き起こすことがあります。

もし装着のたびに強い充血や異物感が続く場合は、レンズのフィッティング不適合や角膜炎を起こしている可能性があります。我慢して使用を続けず、レンズの調整やソフトレンズ・酸素透過性レンズへの切り替えも含めて眼科医にご相談ください。


Q4. コンタクトレンズを外した後に市販の洗眼液を使ってもいい?

A. 眼科医の立場からは、市販の洗眼液によるカップ洗眼は推奨されません。

市販されているカップタイプの洗眼液には防腐剤が含まれている製品が多く、頻繁に使うと角膜上皮を傷つける原因になります。また、洗眼カップを使用する際、まぶたの周囲やまつ毛に付着している細菌・皮脂・メイク汚れがカップ内の液に混入し、それをそのまま目の中に押し込むことになりかねません。

目の表面のゴミや分泌物は、自らの涙液や防腐剤フリーの人工涙液を数滴点眼して洗い流すのが最も安全です。


Q5. 外れたレンズに唾液(つば)をつけて装着してもいい?

A. 非常に危険な行為です。絶対に行わないでください。

出先などでハードコンタクトレンズが外れてしまい、ケア用品や水がないからといって唾液で湿らせて再装用する人が極まれにいますが、絶対にやめてください。

口腔内には非常に多種類の細菌や常在菌が存在します。唾液をつけたレンズをそのまま装着すると、角膜に直接強力な細菌感染を引き起こし、深刻な角膜潰瘍や視力障害につながるリスクが高まります。緊急時であっても、適切な保存液や生理食塩水以外のもので代用してはいけません。


Q6. 角膜のアカントアメーバ感染症で失明することがあるって本当?

A. 事実です。不適切なレンズケアや水濡れが原因で感染し、重篤化すると失明に至る恐れがあります。

アカントアメーバは、水道水や池、沼、土壌などに広く存在する原生動物(アメーバ)です。健常な目への感染力は高くありませんが、以下の状況下で感染リスクが著しく高まります。

  • レンズケースの洗浄・乾燥を怠っている
  • 消毒液の継ぎ足し使用(使い回し)をしている
  • 水道水でソフトコンタクトレンズを洗っている
  • レンズを着用したまま水泳や入浴をしている

アカントアメーバ角膜炎を発症すると、強い目の痛みや充血、角膜の濁りが生じ、進行すると治療が極めて困難で失明や角膜移植が必要になる場合もあります。日頃から手洗いを徹底し、適切なレンズケアと装用期間の遵守を心掛けてください。

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コンタクト装用時の眼精疲労・目の疲れが気になる方へ

コンタクトレンズ使用中に感じる目の乾きや充血は、重度の眼精疲労や視力低下を引き起こす原因にもなります。レンズの度数不適合や装用時間の問題など、目が疲れる根本的な要因を理解し、負担を軽減することが大切です。

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まとめ:正しい知見と適切なケアで目をトラブルから守ろう

コンタクトレンズは高度管理医療機器であり、誤った使用法や自己判断での対処は重大な眼障害を引き起こす危険性があります。目の乾燥や充血、異物感などの違和感が生じた場合は使用を中止し、早めに眼科専門医の診察を受けることが健やかな視力を維持するための基本です。

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