シェークレン症候群は深刻なドライ症状を引き起こす病気
女性に多いシェークレン症候群
シェークレン症候群という全身性の病気が原因でもドライ症状を引き起こします。ドライアイの中でも重症の部類に入ります。この病気は、からだに病原体などの異物が侵入した際にこれを退治するための免疫反応が異常をきたし自分の体を攻撃してしいます。慢性関節リウマチの合併症として発症するケースもあります。50~60代をピークに子供から老人まで発症しますが、特徴的なのは、女性に多い点です。男性1に対し、女性14の割合で発症します。
重症のドライを引き起こすシェークレン症候群の症状
- 目かゆい
- 目がゴロゴロする
- 涙が出ない
- 目が痛い
- 鼻出血がある
- 鼻が乾燥する
- 唾液が出ない
- 口内が痛む
自己免疫機能の異常によって大きな影響を受けるのは、目、鼻、口の分泌腺で、深刻な乾燥を引き起こします。目に現れる症状は、涙の分泌の激減です。反射的分泌もできなくなるほど分泌量が減り、重症のドライを引き起こします。このほかにも、かゆみや異物感、痛み、見えづらさなど様々な症状が目に現れます。角膜や結膜が傷つきやくなってしまいます。
シェークレン症候群については、免疫機能が壊れて症状を引き起こすことはわかっているものの、なぜ免疫機能が壊れてしまうのかがわかっていません。そのため決定的な治療法が見つかっていません。