目のトラブルと病気一覧|失明リスクのある4大眼疾患の症状と治療

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近年、ドライアイや眼精疲労(慢性的な疲れ目)を訴えて眼科を受診する患者が増加しています。また、かつて春先に集中していたアレルギー性結膜炎も、花粉の種類や室内環境の変化により通年化する傾向がみられます。

目の負担が増大している背景には、パソコンやスマートフォンといったVDT(画像表示端末)作業だけでなく、駅の路線図確認やATMの操作、屋外での大気汚染や紫外線、日々のストレスなど、日常生活のあらゆる場面で目を酷使している環境が存在します。

単なる疲れ目であれば休息で回復することもありますが、初期段階で自覚症状が乏しく、放置すると失明につながる深刻な目の病気(眼疾患)が潜んでいることも少なくありません。ここでは、注意すべき代表的な4大眼疾患について解説します。


1. 放っておくと危険な代表的な4大目の病気

特に日本人の途上失明原因の上位を占める主要な4つの眼疾患について、概要・なりやすい人の特徴・主な治療法をまとめました。

4大眼疾患の比較表

疾患名 どのような病気か なりやすい人の特徴 主な治療法
緑内障 眼圧の上昇などにより視神経が障害され、視野が少しずつ欠けていく病気。初期の自覚症状がほとんどなく、日本人の途中失明原因第1位です。 ・40歳以上の方
・血縁者に緑内障患者がいる方
・強度近視、低血圧、糖尿病のある方
点眼薬や内服薬による眼圧降下療法が基本です。改善が見込めない場合はレーザー治療や手術を行います。
白内障 目の中でレンズの役割を果たす「水晶体」が白く濁り、光が通りにくくなる病気。かすみ目や眩しさ、視力低下が起こります。 ・加齢(50代以降で増加)
・糖尿病やアトピー性皮膚炎のある方
・ステロイド薬を長期使用している方
初期は点眼薬で進行を遅らせます。根本的な治療には、濁った水晶体を取り除いて人工の眼内レンズを挿入する手術(日帰り可)を行います。
加齢黄斑変性 物を見る中心部である「黄斑」に老廃物が溜まったり、異常な新生血管が発生して出血・浮腫を起こし、物の歪みや視力低下が生じる病気。 ・50代以上の男性
・喫煙者
・偏食や日光(紫外線)を浴びる機会が多い方
主に「抗VEGF抗体(抗血管新生薬)」の眼内注射を行ないます。状態に応じてレーザー光凝固術などを組み合わせます。
網膜剥離 網膜に穴(網膜裂孔)が開き、その隙間から眼内の液体が入り込んで網膜が剥がれてしまう病気。視野欠損や急激な視力低下を引き起こします。 ・強度近視の方
・血縁者に経験者がいる方
・頭部や目に強い衝撃を受けた方(スポーツ等)
網膜裂孔の段階であればレーザー光凝固術で進行を防ぎます。剥離が進行している場合は速やかに手術(硝子体手術や強膜バックリング術)が必要です。

2. 目の異常を感じたら早期の眼科受診を

緑内障や加齢黄斑変性などの病気は、片方の目に症状が出ていても、もう片方の目が補うことで初期の異変(視野の欠けや歪みなど)に気づきにくいという特徴があります。

「見え方がおかしい」「かすむ」「視野の一部が欠けている気がする」といった違和感を覚えた場合は決して自己判断で放置せず、速やかに眼科専門医の診察・検査を受けることが大切です。また、40歳を過ぎたら定期的な眼科検診(眼底検査・眼圧検査)を受けることをおすすめします。

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