目のために室内の色調にも気を配る ことも大切です。疲れ目対策をきちんと行ったお部屋のインテリアづくりのコツというものがあります。
室内の色調は目の健康以外に精神面にも大きな影響を与えます。 目のために室内の色調にも気を配る
一般的に生活空間というのは、大きく分けて
- 意識を活発にさせるスペース
- 細かい作業を行うスペース
- リラックスするスペース
の 3 種類になります。それぞれの空間の目的ごとに合う色調です。
1.意識を活発にさせるスペースに合う色
暖色系のあたたかみのある色。暖色系の赤には、脈拍や血圧を上昇させ、自律神経を活発に働かせる効果があります。食事スペースなどに取り入れるといいでしょう。
色の寒暖感は更に心理的な興奮感・沈静(鎮静)感にも波及していきます。 暖色系の高彩度の色は、心を高ぶらせる(興奮させる)心理効果があり、楽しく、食欲も増進する傾向があります。 一方、寒色系のやや低彩度の色は、心が落ち着き(鎮静感)、あるいは更に心が沈む(沈静感)効果を引き出します。
細かい作業を行うスペースに合う色
目に負担をかけない色使いが大切です。刺激の強すぎない中間色が最適です。中間色は、光の反射が少ないことも、目にやさしい理由です。特に最近は、自宅でパソコンを使った仕事をしている人が多いのですが、パソコンを置く部屋にはこの細かい作業を行うスペースに合う色というのを意識するといでしょう。また、仕事中にどうしてもイライラしてしまいがちという人もこの配色に気を使うといいでしょう。
また、心身を過度の緊張状態に追い込むことがないので作業効率をあげる効果が期待できます。オフィスで人気のある色調はアイボリー、ライトブルー、ベージュなどです。
3.リラックスするスペースに合う色
3 つの中で特に重要な空間となっています。目の健康に深くかかわる疲労・ストレスケアに欠かせない睡眠をとるスペース、ぜひ使いたい色調はブルーなどの寒色系です。
知的、落ち着き、信頼感、誠実といった印象を喚起させる青は、企業のコーポレートカラーとして使用されることが多い色です。 また、空や海、水を連想させるため、爽快感を演出させる場合にも効果的です。 一方、その静的なイメージから、悲しい、冷たいといった印象を与え、気分を沈めてしまう場合もあります。
ブルーには筋肉の緊張を解き、自律神経の働きを抑え、心身を休憩状態に導く効果があります。よく寝室にブルー系のインテリアが好まれるのはこうした理由があるのです。
緑は、安らぎ、癒し、穏やかといった印象を喚起させるため、リラックスできる空間や商品に効果的な色です。
また、自然のイメージに結びつくことから、健康的な印象も喚起させるため、健康食品や環境対応商品などにも多く使われます。 その他にも緑が持つ穏やかなイメージが安心や安全を連想させるため、非常口のサインなどにも使われます。