眼科では、点眼薬によを処方し薬物療法を行います。重症の場合には手術をするケースも
処方される点眼薬
乾いてしまう、または乾きがちな目の潤いを薬で補ったほうがいい場合や、角膜の炎症を治療する場合に、点眼薬が処方されることがあります。現在、眼科で処方される点眼薬一覧です。
ヒアルロン酸ナトリウム 点眼薬 |
目の潤いを補うために使われる点眼薬です。これまでは違うタイプの人工涙液型の点眼薬が使われていましたが、目の表面に安定せずにすぐに流れてしまう難点がありました。これを解決するために「ヒアルロン酸」という粘り気のある成分を配合したのがこの点眼薬です。ドライアイやシェークレン症候群、コンタクトレンズの使用に伴う症状に処方されます。 |
フラビンアデニンジヌクレオチド点眼薬 | 新陳代謝の低下やビタミンの不足が原因とされる角膜やまぶたの炎症を抑えるために使われる薬です。 |
シアノコバラミン 点眼薬 |
眼精疲労に伴うドライアイの症状の改善に使われる薬です。この薬の主成分は、目の調節機能の改善に効果を発揮します。 |
重症ドライの場合には手術を行う
プラグ挿入術 | 涙の排出量を抑えるため、涙の排出口にシリコン製の非常に小さなプラグを挿入する手術 |
涙点閉鎖術 | 涙の排出口を熱で焼き固めてしまう手術。プラグ挿入術で症状が改善できない場合に行う。 |
その他の治療は
眼科での治療は点眼薬の処方が中心ですが、そのほかに補助的に取り入れられる方法があります。まず、目の脂成分を分泌するマイボーム腺の働きをよくし、涙の安定性を高めることを目的に行います。
疲れ目を温めることによって得られる快感の効果のほうが期待できそうです。また、環境的に目の乾きが進んでしまうような人には、目を外気にさらないようにするためにゴーグルのような形の専用めがねをすすめることもあります。