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目を酷使する現代社会

目を酷使する現代社会 に生きる私たちが疲れ目や ドライアイ視力低下 をどのようにして防いだり、症状を軽減するように努めればいいのでしょうか?

目を使う環境の急激な変化は目に深刻な悪影響をあたえています。

目を酷使する現代社会

目を酷使する現代社会

近業の増加=疲れ目人口増加

疲れ目 が増加する背景には、様々な要因があります。なかでも、日本人の目を使う環境の変化は大きな理由です。

日進月歩以上のスピードで押し寄せる高度情報化の波は生活を豊かにした反面、からだに思わぬ負担を強いる結果となりました。

戦後の日本は、復興のために肉体労働を主体とした労働体系でしたが、現代社会は、デスクとワークが主です。デスクワークでは、必然的に細かいものを長時間にわたって見ることが多くなります。この状態を「近業」といいますが、近くのものを凝視続けると、目の筋肉がこり固まり疲労しやすくなるのです。

また、近業以外にも、深夜型のライフスタイルが年々増加し、こういったことも疲れ目の原因となっています。深夜でもpcを使ったり、TVをみたり、本を読んだり…と目を酷使しています。本来であれば、睡眠しているはずの時間も目を使うことは疲労を溜め込むことになります。

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疲れ目 によるダメージを一番受ける部位

疲れ目 によるダメージを一番受ける部位 はどこでしょうか?ものを見るための  4 つの眼筋肉についてまとめています。

疲れ目は、物を見る行為が引き起こす筋肉疲労です。様々な症状のもととなる 4 箇所の筋肉について見ていきます 疲れ目 によるダメージを一番受ける部位

疲れ目 によるダメージを一番受ける部位

疲れ目 によるダメージを一番受ける部位

目の筋肉痛のもととなる4つの筋肉

物を見る。という行為は下界から目に入ってきた光を神経を介して脳に伝え、視覚情報として処理し、そこではじめて映像として認識する作業といえます。

人間が物を見るためには、まず眼球を正しい方向に向けなければなりません。このとき眼球の位置を調整する機能を担う筋肉が「外眼筋」です。

次に、目は対象物の視覚情報を目の内部にとり入れます。目の中に入ってきた光情報は、角膜と水晶体という 2 つのレンズを通る際に適度に屈折して目の一番奥の網膜上に集められます。

2 つのレンズのうち、水晶体は近くの物を見るときには厚く、遠くの物を見るときには、薄くなって光の屈折度を調整しています。

この変化を調節している筋肉を「毛様体筋」といいます。
また、物を見るためには環境に応じて光量を調節することが必要です。光の入り口の瞳孔を開いたり縮めるときに働く筋肉が「瞳孔括約筋」といいます。
物を見るのに必要な調節機能をつかさどるこれらの筋肉が疲れ目と深く関係しているのです。

ものを見るための 4 つの眼筋肉のまとめ

1.外眼筋
眼球を正しい方向に向ける働きをする
2.瞳孔括約筋
3.瞳孔散大筋
瞳孔を開いたり縮めたりする働きをする瞳孔括約筋と瞳孔散大筋
4.毛様体筋
水晶体の厚さを調節する毛様体筋

目を酷使して筋肉疲労がでた場合の症状は?

長時間、集中して物を見ていると目の筋肉が疲れます。デスクワークで PC をずっと見ていたり、長時間運転していると目が疲れます。これは、視線を移動させることが多いために眼球のむきを調節する外眼筋が疲労し、物が二重に見える複視や鈍痛を引き起こします。

また、近距離の物を凝視するときは、水晶体を厚く保つ機能が働くため、毛様体が緊張し続けます。これは簡単にいうと肩凝りなどと同じ現象です。結果、調節機能が低下してしまいます。

遠くに視線を移したときにピントが合わずにぼんやりかすんだりしやくなる原因となります。
まぶしさを感じるのは、疲れ目の症状でもありますが、瞳孔の大きさを調節する瞳孔括約筋と瞳孔散大筋の働きが低下することに関係しています。

普段は、この筋肉はあまり疲労を起こしませんが、 PC のディスプレーなど高速で動く光を見続けると脳に伝わる光情報が許容量を超え、神経、脳そのもが疲れてしまうのです。
PC を使う場合には 1 時間ごとに休憩を入れるように。と言われますが目のことを考えたら必ず休憩を入れてほしいのです。

目の病気やトラブルが急増している現代社会 パソコンやスマホの過剰使用が大きな原因

目の酷使と疲労の蓄積が疲れ目の原因

目の酷使と疲労の蓄積が疲れ目の原因 です。疲れた目をしっかり休めないと視力低下の原因や眼病のトラブルの原因なります。

疲れ目が起こる経過をたどってみるとほとんどが「目の酷使」と「疲労の蓄積」という点にたどりつく

目の酷使と疲労の蓄積が疲れ目の原因

目の酷使と疲労の蓄積が疲れ目の原因

からだの疲労と目の疲労は同じ

人間の体は、使えば疲労するのが当然です。運動を行った後に足や腕などが筋肉痛になるのは当然です。目の疲れも基本的にはこれと同じなのです。「目の筋肉痛」というとイメージしやすいかもしれません。
運動の場合も、目の場合もですが、トータルの運動量が一定ラインを超えると体からSOSのサインがでるのです。
運動の場合であれば、筋肉痛、目の場合であれば、疲れ目というSOSがでる。というわけです。

疲労を解消するか蓄積するかでは大きな違いが生じる

運動の場合であれば、筋肉痛になればマッサージを行ったり、シップを貼ったりして疲労の解消に努めます。これに対して目の疲労の場合はどうでしょう。

会社や学校で PC をさんざん使ったあとに家に帰ってきて DVD を見たり、スマホ、TVを見たりしていませんか?
疲れ目に対するケアの自覚がない人がほとんどです。足や腕の筋肉に比べたら目の中にある毛細血管はかなり繊細です。

本来であれば、手や足以上に労るべきなのです。疲れ目を感じたときに SOS のサインだときちんと自覚して目を休めることをしないと、疲労は蓄積していくばかりです。
SOS のシグナルをもっと敏感に感じ取ることが大切です。

目についてワンポイント

人間が生きていく上で必要な情報を収集するのは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚と五感を使います。そのうち視覚を通して得る情報量は 90 % にものぼります。

人類が誕生して数百年も前から敵をいち早く発見し危険から身を守り、食糧を確保し、生命維持のために「見る」行為が非常に大きな役割を担っていたのです。今も当然それはかわりません。

本来情報収集を行うためにかなり精密に頑丈に作られている目ですが、近年の OA 化により目の疲労はどんどん増加しています。
目を休めることはとても大切なことなのです。