疲れ目の症状は十人十色 目の疲れ、かすみ、乾燥などの症状は、目を酷使する方によくみられます。このような症状の原因は様々ですが、その1つに 眼精疲労 があります。眼精疲労には適切なケアが大切です。
一言で 「 疲れ目 」 と言いますが、症状は、 「 目 」 そのものへの影響から全身に及ぶものまで様々です 疲れ目の症状は十人十色
日常生活の中で、見ない日はないパソコンやケータイ、テレビなどの現代人ならではのデバイス。 これらを見ているときは、目をあまり動かすことなく、常にピント調節の筋肉が緊張している状態になり、長時間続けると疲労が蓄積します。
また、まばたきも減少することから、目が乾きやすくなり、目は一層疲れやすい状態になります。公私共にこういったデバイスの使用量が急増しとおり、目の疲れは増える一方です。
目に現れる症状
疲れ目の具体的な症状を例にあげてみます。こうした症状を自覚したら疲れ目が進んでいるといってもいいでしょう。
- 見え方の異常
- 最も多い症状が見え方の異常です。たとえば、長時間細かい作業をし続けたあとに物がかすんで見えたり、近いところから遠くに視線を移したときに、しばらく焦点が合わずにぼけてしまう症状です。両目で見ると物が二重に見えてしまう「複視」になることも。
複視とは、1つの物が二重に見えることをいいます。 複視は片眼だけを開けているときに起こることもありますが(片眼複視)、より一般的なのは、両眼を開けているときに起こる複視(両眼複視)です。
- 痛み
- 目の奧が重苦しかったり、鈍い痛みを感じます。疲れが激しいときにはずきずきとした痛みを感じることもあります。
目の奥にある6本の筋(外眼筋)が痛んでいるために目が痛くなります。また目の奥が痛いだけでなく、目に圧力を感じることもあると思います。目の使い過ぎによって、目の奥の6本の筋が固くなっていくため、そのような症状があらわれます。 - 光の感じ方の違和感
- 疲れが蓄積してくると、ふだんと同じ照明なのに異常にまぶしく感じることがあります。まぶしい、までいかなくても普段より明るく感じることもあります。
暗いところから明るいところへ出ると誰でも眩しく感じるものですが、これは暗いところでは瞳が開いたり網膜が明るさを感知しやすい状態となったところ(暗順応)で、環境が変わったために光が眼に入りすぎてしまっておこる現象です。
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それに対して、家の中にいても眩しい、一緒にいる家族や友人は何ともないのに自分だけ眩しい、といった症状は病気の可能性があります。 - かゆみ
- かゆみは汚れが目の表面について目を刺激したり、傷つけてしまったりすることによって起こります。
目のかゆみは結膜炎によって引き起こされる症状の1つです。結膜炎とは、外部からの刺激によって結膜が炎症を起こした状態のことです。結膜は、まぶたの裏側と白目の部分を覆っている粘膜のことです。結膜炎の原因には、アレルギー性のものと非アレルギー性のものがあります。 - 目の乾き
- 長時間、細かい文字などを凝視したときに、目の乾きを感じることがあります。まばたきの回数が減って目の表面が乾きやすくなることが原因です。 ドライアイ についてはこちら
最近は、オフィスや家でのエアコン使用頻度があがり、その影響で風を直接浴び続けていると、目はすぐに乾燥してしまいます。疲れ目にこのような環境はさらに乾きを加速させてしまいます。
目の負担を減らす 8 つの項目